会社員を辞めてフリーランスになった場合、いろいろな不安を感じることもあると思います。一番大きな不安は、仕事を継続的に取り生活に必要な収入を得られるかどうかというのが一般的ですが、フリーで仕事を始める段階で、既に顧客を見つけている等その点に不安がない時は、本業以外のことが不安になるケースもあるでしょう。本業以外にやらなければいけないことの一つとして確定申告があります。

年収が2千万円というラインの関係で申告していた人や、投資関連の所得があったり住宅ローン控除の関係で申告をしていた人以外はまったく初めての作業になりますし、申告していた人も事業所得や青色申告に関することは初めてでしょう。フリーランスで開業した段階でこの申告書作成業務を税理士に頼む人は少数派でしょう。

なぜなら少しの努力をすれば自分でできるからです。特に青色申告をする場合は最低限の簿記の知識を修得する努力が必要になる可能性があります。しかし最近は便利な会計ソフトが多数発売されていますし、小規模事業であれば無料で使えるソフトでも十分対応できます。それらのソフトを使えば簿記の知識すら必要ありません。そう考えると確定申告については過度な不安を抱く必要はないでしょう。

心がける必要があることとすれば、毎月等定期的にその会計ソフトでの処理を行うことと、領収書等の証憑をしっかり保存しておくことです。そうすればほぼ自動的に申告書の基礎ができあがります。